旬の有機野菜は、その野菜本来の特徴をしっかりもって育つので、味がよく栄養価も高いといわれています。
たとえば、ほうれん草の旬は冬。
「霜があたると甘くなる」といわれているのは光合成でつくられた糖分を葉に蓄え、寒さを乗り切ろうとするから。葉が肉厚になる冬場のものが夏場のものよりビタミンcの含有量が多いことも実証されています。
旬の有機野菜ならではの野菜の特徴を掲載してみました。
レタス
5月中旬~6月上旬
トマト
7月上旬~8月中旬
カボチャ
7月中旬~8月下旬
ナス
7月中旬~10月中旬
ジャガイモ
6月上旬~10月上旬
サツマイモ
10月上旬~12月中旬
落花生
9月下旬~10月中旬
ネギ
10月上旬~4月下旬
白菜
11月上旬~1月中旬
◆葉もの(レタス・キャベツ・白菜・水菜・小松菜・ホウレン草・セロリ・ツルムラサキ)
天候の変化によって病害虫になやまされやすく、収穫の適期も見極めがむずかしいものですが、旬の時期に野菜本来の力を引き出して病害虫を防いでいます。
◆実もの(トマト・ナス・キュウリ・ソラマメ・カボチャ・ズッキーニ)
その皮にも栄養素が。枝で完熟させてからの実は味といい、実のしまりといい、違いを実感できます。
◆芋類(サツマイモ・ジャガイモ・里芋)
比較的、有機でも育てやすいのですが、堆肥の与え方には気を使っています。与えすぎると、葉や茎ばかりが育つからです。イモ類はでんぷん質が主成分。壊れやすいビタミンcを保護し、効果的に摂取できます。
◆根菜(人参・ゴボウ・大根・カブ・ネギ)
有機のものは、ほかと比べてじっくり時間をかけて育ちます。そのため、細胞が密になっているので、しっかりとして日持ちします。根菜類は体をあたためるので、特に冬におすすめ。
◆ネギ(ネギ・玉ネギ・ニンニク)
土にもぐってはいるものの、ネギの白い部分は、茎。…まあ、ここまではわかるのですが、あの丸い玉ネギは茎が大きく膨らんだものだということ知ってましたか?ニンニクも同様だそうです。